Telestream、NVIDIA駆動のAI超解像アップスケーリング技術をVantageに統合

  • Telestream

NVIDIA Video Effects SDKを基盤とするTelestream Vantageの新機能。放送局、スポーツ団体、メディア企業が保有するSDおよびHDコンテンツを、4K/UHD品質のアセットへと昇華。

Telestreamは本日、NVIDIAの技術を活用した高度なAI画質向上機能をTelestream Vantageに統合したことを発表しました。メディアパイプライン全体に組み込まれたTelestreamの既存の実用的なAI機能をさらに拡張するアプローチです。本協業から生まれた初のソリューション「Vantage Super Resolution」は、IBC2026で初公開され、2026年第4四半期にリリース予定です。

NVIDIA AI for Mediaコレクションの一部であるNVIDIA Video Effects SDKを基盤とするこの新機能は、AI駆動の超解像技術をトランスコーダーのオプションとしてVantageへ直接統合。メディア企業は、ワークフローを離れることなく、従来のSDおよびHDコンテンツを最新のHD、4K、UHDの納品フォーマットへと自動的にアップスケーリングします。この統合は、放送局、スポーツ団体、ポストプロダクションチーム、コンテンツオーナーのアーカイブライブラリの近代化を強力に牽引。映像品質を向上させて古いアセットを今日の配信要件に適合させるとともに、眠っていたコンテンツを新たな収益機会へと変貌させます。

メディア業界全体において、価値あるアーカイブライブラリが、ストリーミングプラットフォーム、FASTチャンネル、UHDリニア放送、D2C(Direct-to-Consumer)サービスが求める水準に満たないフォーマットのまま取り残されるという課題が存在します。過去のニュース映像、クラシックスポーツ、バックカタログ番組、初期のHDマスターなどを最新の配信向けに再パッケージ化するには、これまで高額な手作業による復元や、独立したアップスケーリングツールへの依存が不可避でした。TelestreamのVantage Super Resolutionは、AIによるアップスケーリングを自動化されたメディアワークフローへ直接組み込むことで、この課題を根本から解決します。

  • Telestream 製品担当エグゼクティブバイスプレジデント Charlie Dunn

    「メディア企業は数十年にわたる価値あるコンテンツを保有していますが、その大半は現在とは全く異なる配信環境向けに制作されたものです。NVIDIAのAI超解像技術を、当社の実用的なAI機能と並んでVantageへ直接組み込むことで、手作業や高価な外部サービス、煩雑なデータの受け渡しを発生させることなく、アーカイブの近代化を支援します。これこそがTelestreamが提供する独自の価値です。高度なテクノロジーと、お客様がすでに信頼を寄せるワークフローの自動化、スループット、運用上の信頼性を高次元で融合させています。」

  • NVIDIA メディア&エンターテインメント部門 GM兼VP Richard Kerris

    「メディア運用においてAIが最大限の力を発揮するのは、チームがすでに信頼しているワークフローに直接組み込まれた時です。TelestreamがNVIDIA AI for MediaテクノロジーをVantageに統合したことで、メディア企業は処理の効率化と自動化、そして即座に本番環境で運用できる体制を維持したまま、レガシーコンテンツの大規模な品質向上を実現します。」

アセットのエクスポート、個別処理、メディアサプライチェーンへの再インポートを要する単独のアップスケーリングツールとは異なり、Vantage Super Resolutionはネイティブなトランスコーダーオプションとして機能します。アップスケーリングはQC(品質管理)、パッケージング、配信と並行して実行され、オペレーターは既存のVantageワークフローの一部としてAIベースのエンハンス処理を適用。このアプローチにより、不要なファイルの受け渡しを排除し、メタデータ消失やバージョンの不一致のリスクを軽減するとともに、膨大なカタログ全体の無人バッチ処理を推し進めます。

超解像技術による放送、スポーツ、番組アーカイブの蘇生

Vantage Super Resolutionは、新しいFASTチャンネル、ストリーミングライブラリ、周年記念番組、ドキュメンタリー、UHDリニア放送などに向け、オペレーターの介入を最小限に抑えながら大量のレガシーコンテンツの自動アップスケーリングを実行します。数千時間ものSDまたは初期HD番組を保有する放送局は、Vantageを活用し、アーカイブからのコンテンツ復元、AI超解像処理、QC、アセットのパッケージング、そして目的の配信先への送出を、単一の自動化されたワークフローへと統合。コンテンツオーナーに、眠っているアーカイブや活用されていないライブラリを、リニアおよびデジタルチャネルにおける新たな収益機会へと転換する実用的なルートを提供します。

スポーツリーグ、地域のスポーツネットワーク、競技連盟、各チームは、ドキュメンタリーやハイライト集、関連番組において極めて高い価値を持つ、過去の試合映像の膨大なライブラリを保有しています。Vantage Super Resolutionは、これらのアセットを現代の4K制作で求められる映像品質へと引き上げ、レガシー映像と今シーズンの最新コンテンツとのシームレスな混在を後押しします。

ポストプロダクションやフィニッシング施設においても、コンフォームや納品のワークフローへAIアップスケーリングを直接組み込むことで多大な恩恵を享受します。仕様を満たさない混在解像度のソース素材が持ち込まれた場合でも、オペレーターは普段使用しているVantageのトランスコード処理内で超解像を適用。ターンアラウンドタイム(処理・納品サイクル)を短縮し、独立した復元・強化ツールへアセットを送信する運用上の摩擦を回避します。

NVIDIA Blackwell搭載のVantage Lightspeedサーバーで稼働

本機能は、NVIDIA Blackwell GPUを搭載したTelestreamの最新Vantage Lightspeedサーバー上で稼働します。処理をGPU上で実行し、大規模なアーカイブ近代化プロジェクトにおいて高スループットのパフォーマンスを維持。Vantageは、GPUを搭載した適切なノードへ超解像ジョブを自動的に割り当てます。需要の増加に合わせてサーバーを追加し、処理能力を柔軟に拡張(スケール)していく運用体制を確立します。

Vantage Super Resolutionの提供時期について

Vantage Super Resolutionは2026年第4四半期のリリースを予定しており、当初はNVIDIA GPUを搭載したTelestreamのVantage Lightspeed VLS 105、205、305サーバーで提供されます。構成や提供状況の詳細については、Telestreamの担当者までお問い合わせください。

Vantage Super Resolutionは、TelestreamがNVIDIAとの長期的なパートナーシップを通じて提供する最初の機能です。NVIDIAがAI駆動のメディアテクノロジーを進化させ続ける中、Telestreamは、それらの機能を実用的かつ安全に、そして現実のメディア運用に即した形でVantageワークフローへ導入するさらなる機会を追求していきます。

Telestream製品一覧はこちらから確認ができます。

デモ依頼、ワークフローの相談などお気軽にお申し付けください。

記事をシェア

映像のことなら
ヒビノプロビジョン株式会社にお任せください

お問い合わせは
こちらから

ヒビノプロビジョン株式会社に関する
お問い合わせはこちらから

お電話でも
お問い合わせできます

平日9:00~18:00

03-3518-6273