AvidとGoogle Cloud、ブラウザベースのMedia Composerおよびエージェンティック・クリエイティブ・ワークフローの提供に向けた戦略的パートナーシップを拡大
- Avid

- Google CloudのGemini Enterpriseを組み込んだ、新たなChromeベースのAvid Media Composerビデオ編集および会話型メディア検索が、クリエイティブチームの安全なリモート・コラボレーションを支援
- Avidの調査により、エディターが実用的なタスクへのAI導入を歓迎する一方で、クリエイティブの主導権と効率化を高めるテクノロジーを圧倒的に求めていることが判明
- アムステルダムで開催される世界的メディア・エンターテインメント・イベント「IBC2026」(9月11日~14日)にて、新たな進化を初公開
AvidとGoogle Cloudは本日、戦略的パートナーシップの拡大を発表し、Avidの主力ビデオ編集プラットフォームのブラウザベース版「Avid Media Composer」と、コンテンツデータプラットフォーム「Avid Content Core」のアップグレード版を公開しました。Google CloudのGemini EnterpriseおよびGoogle BigQueryを、メディア特化型のAIエージェントやAvidのツール群とともにAvidのポストプロダクション環境へ直接組み込むことで、クリエイターを物理的なハードウェアの制約や管理上の摩擦から解放します。結果として、エディターやディレクターは場所を問わずシームレスなコラボレーションを実現し、反復作業を自動化し、ストーリーテリングに専念する環境を手に入れます。
今日のメディア制作現場は、相反する2つの圧力に直面しています。コンテンツ需要が急増する一方で、クリエイティブチームは依然として管理タスクの負担に悩まされています。エディターは、フッテージ(映像素材)のタグ付け、タイムラインの整理、断片化されたアーカイブの検索といった作業に、1日の大部分を費やすことが少なくありません。さらに、プロフェッショナルな編集作業には歴史的に負荷の高いオンプレミスのワークステーションが不可欠であったため、グローバルなリモートコラボレーションは処理速度とコストの面で大きな障壁となっていました。
Avidの最新調査は、エディターが実用的なポストプロダクションの課題解決にAIをどのように活用し、クリエイティブの主導権を維持しながら時間のかかるタスクに対処しているかを浮き彫りにしています。プロのエディターを対象とした調査では、79%がワークフローでAIを使用していると回答し、最も一般的な用途として「音声からテキストへの変換(Speech-to-Text)およびトランスクリプト(文字起こし)」(60%)が挙げられました。また、AIの最適な役割についても明確な見解が示されています。87%が「クリエイティブの意図をより効率的に達成する後押しとなる時、AIは最も価値を発揮する」と同意し、76%が「ストーリーテリングのための時間をより多く創出すること」が最善の用途であると答えています。この調査結果はまた、確立されたプロフェッショナル環境へAIをよりシームレスに統合することの重要性を強調しており、63%が「AIツールが真に役立つためには、ワークフローとのより緊密な統合が必要である」と指摘しています。
2026年4月のNAB Showで発表されたマイルストーンを基盤とし、AvidとGoogle Cloudのパートナーシップの次なるフェーズは、こうした業界の課題に真っ向から取り組みます。拡張されたコラボレーションにより、Gemini EnterpriseをMedia ComposerおよびContent Coreへ直接組み込み、クリエイティブプロセスを加速。インテリジェントで検索可能なメディアアーカイブをブラウザベースのタイムラインへ直接接続することで、統合ソリューションは業界で最も時間を消費する2つのボトルネック、すなわち「メディアの検索(ディスカバリー)」と「タイムラインの整理」の合理化を強力に推進します。
本日の共同発表は、テクノロジー統合における4つの主要な柱を強調しています。
- ブラウザベースのMedia Composerとエージェンティック・エディティング:業界標準の編集プラットフォームがGoogle Chromeブラウザ内で利用可能となり、クリエイターはAvid Content Core上でプロフェッショナルなタイムラインの編集を実現します。Media Composer内では、Avidの「Ready to Edit」が備えるエージェンティックAI機能により、エディターは自然言語のプロンプトを使用してメディアの同期、ダイアログのトランスクリプトと配置、プロジェクトのビンの整理を実行。ストーリーの構築という編集本来の作業に集中する環境を取り戻します。さらに、組み込み型のMedia Composer Geminiパネルにより、エディターは既存のGeminiアカウントを使用して、Bロールの生成、ストック映像の検索、およびタグ付け、ロギング、翻訳によるメディアへの情報付与を自動で実行します。
- メディア検索を高速化するContent Coreのセマンティック検索:インポート時のメディアの分析およびメタデータ付与にGoogle Cloudテクノロジーを活用することで、Avid Content CoreとGemini Enterpriseはトランスクリプトやセマンティック(意味論的)な説明を自動生成。手作業による何時間ものロギング作業を排除し、制作チームが自然言語検索を通じて必要なメディアを正確に見つけ出すプロセスを確立します。
- ニュースルームからタイムラインまで繋がるワークフロー:Gemini EnterpriseとBigQueryで構築された「Content Core Insights」を通じて、組織は「コンテンツがどのように制作されるか」と「どのような成果を上げるか」の間にあるデータのギャップを埋めることになります。ニュースルームは、アサインメント、リソース、番組の進行表を調整する「Content Core Planning and Rundown」内でストーリーの計画とチームへの割り当てを実行。一方、エディターは自然言語検索を介して適合するフッテージをタイムラインに引き込みます。その後、ファイナルカットは放送プログラミングに同期され、各ステップはライブの制作データとして反映されます。放送局やスタジオの幹部は、スタッフ配置、リソースの利用状況、制作コスト、コンテンツのパフォーマンスに関するインサイトを自然言語で照会し、コンテンツの制作と収益化に向けた完全な可視性を獲得します。
- 柔軟でセキュアなハイブリッドクラウド導入:Avid Content Core Site Engineは、顧客のGoogle Cloud環境を直接Content Coreに接続します。メディア処理、制作インテリジェンス、およびエージェンティック・ワークフローの集中管理を担保しつつ、コンピュート(演算処理)や高解像度のアセットは顧客自身のクラウド環境内で安全に保護された状態を維持します。
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Avid CEO Wellford Dillard
「お客様が求めているのは、既存のワークフローにシームレスに適合し、彼らのクリエイティビティに合わせて拡張していくインテリジェントなツールです。Google Cloudとのパートナーシップ拡大は、Avidのオープン性、相互運用性、適応性を維持しながら、セキュアでAI主導のイノベーションを提供する当社の能力を強固なものにします。Media Composerをブラウザに導入し、Gemini EnterpriseをContent Coreに統合することで、クリエイティブチームが管理上の摩擦を回避し、ストーリーテリングに専念できる環境の構築を支援します。」
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Google Cloud Strategic Industries部門 グローバルマネージングディレクター Anil Jain
「Avidは常にメディアテクノロジーの先駆者であり、このパートナーシップは、映画・テレビ向けに高度なAIを導入する上での同社のリーダーシップを確固たるものにします。Gemini EnterpriseをAvidの主力ツールと統合することで、煩雑な制作ロジスティクスを処理するための強力なエージェンティック・ワークフローとインテリジェントな検索機能をエディターへ提供します。このコラボレーションにより、クリエイターはクリエイティブな思考を途切れさせることなく、どこからでも安全に作業を進める体制を確保します。」
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