IBC2026にてAvid Content Coreを拡張。Insights、インテリジェントなメディア管理、エージェンティック・プロダクションを実装

  • Avid
  • ニュースおよびポストプロダクション全体でAvidのエージェンティック・エコシステムをつなぐインテリジェント・レイヤーとして、Avid Content Coreがさらなる進化を遂げる
  • 新機能により、メディア部門のリーダーへ、コンテンツのライフサイクル全般にわたる制作コスト、リソース、投資状況の明確な可視化を提供
  • 新登場の「Avid Assist」が、ガバナンスの効いたエージェンティック・オーケストレーションを制作ワークフローに導入。自動化に対するチームの主導権を維持

米国マサチューセッツ州バーリントン、2026年9月8日 – Avid®は本日、数々の賞に輝く「Avid Content Core™」の大幅な拡張を発表しました。これによりメディア企業は、単なるコンテンツの管理にとどまらず、それがどのように制作され、どれだけのコストがかかり、どこにリソースを投入すれば最大の価値を生み出せるかを深く理解する段階へと進みます。IBC2026(9月11日~14日、アムステルダムRAI、ブース:7.B59)にて、AvidはContent Coreの新たな機能である「Insights」、ネイティブのアセット管理、そしてエージェンティック・オーケストレーションを、より緊密なクラウド統合とともにデモンストレーションします。プラットフォームの拡張により、あらゆる場所にあるメディアを接続し、新たなビジネスのインサイトを引き出し、ニュースやポストプロダクション全体にわたり、ガバナンスの効いたAIワークフローを強力に推進します。

IBC2025で発表されたAvid Content Coreは、アセットのアイデンティティ、インジェスト、ストレージ、メタデータ、オーケストレーション、そして権利情報を単一のインテリジェンス・レイヤーに統合する、業界初の真のクラウドネイティブ・プロダクション・プラットフォームです。AIを単独の技術として扱うのではなく、エンタープライズレベルのエージェンティック・インテリジェンスを、業界が信頼を寄せる制作ワークフローへ直接組み込みます。Avidのポートフォリオ全体で人、メディア、エクスペリエンスをつなぐことで、Content Coreは増大するコンテンツ需要と予算削減のジレンマを解消。定型業務の自動化、意思決定の改善、混乱のない近代化を実現し、アセットの価値に対するより明確な理解をもたらします。

Avid製品情報はこちらから確認ができます。

  • Avid 最高製品責任者 Kenna Hilburn

    「Avidは数十年にわたり、プロフェッショナルメディアの実際のワークフローの中心に立ち続けてきました。その経験こそが、私たちのAIに対する考え方を形作っています。私たちは単にAIツールを後付けしているのではありません。クラウド、ハイブリッド、オンプレミスの各環境において、コンテンツを制作およびワークフローのコンテキストと結びつけ、チームがすでに信頼しているシステム内でメディアの検索、準備、処理を行える環境を構築しています。エンタープライズレベルの制御、人間の判断、そして編集上の監視機能は、回避すべき障害ではありません。それらは他のすべての機能が動作するための確固たる基盤なのです。それこそが、Avidにおけるインテリジェントなイノベーションの定義です。つまり、メディアが実際にどのように作られるかを理解し、すでに機能しているものを排除するよう求めることのないソリューションです。」

あらゆる場所に存在するコンテンツの価値とコンテキストを明確化

IBC2026で発表される新機能は、コンテンツのライフサイクル全体を網羅するデータ主導の基盤としてのContent Coreのビジョンをさらに推し進めます。コンテンツ、その制作に関わる人々やリソース、そしてそれがもたらす価値を中心にコンテキストを構築することで、メディア企業がコンテンツの価値をより明確に把握するための道を切り拓きます。このアプローチは、従来分断されていた「メディアの管理と理解」「制作のオーケストレーション」「運用データを実用的なビジネスインサイトへ変換すること」という3つの領域を一つに統合します。

このビジョンを具現化する最初のデモンストレーションのひとつが、メディア部門のリーダーに制作活動と関連コストの可視性を提供する新機能「Insights」です。Insightsは、制作コストとビジネスの成果を結びつけるというAvidのより広範なビジョンの第一歩となります。IBC2026ではInsightsの最初のアプリケーションを展示し、企業が制作データと独自のERPデータを組み合わせて活用し、人員や機材の要件を予測し、十分に活用されていないリソースを特定し、コストをより正確に配分するプロセスを実演。これにより、意思決定者は「コンテンツ制作にかかるコスト」「リソースの配置状況」「最大の価値を生み出す投資先」をより明確に理解することになります。

割り当てから制作、そして配信に至るまで、コンテンツに一貫したアイデンティティとコンテキストを付与することで、Content Coreは、スタッフの稼働時間、制作活動、ストレージおよびテクノロジーのコストを統合。将来的には、それらを「コンテンツが生み出す収益」と結びつけるための基盤を提供します。エンタープライズシステムやデータサービスとの統合を通じてこの機能をさらに拡張し、メディア企業に制作コストとリターンのより完全な全体像を提示します。

また、従来のメディアアセットマネジメントアーキテクチャの枠を超えるネイティブなアセット管理機能によってもContent Coreを拡張。企業は、大規模な移行を実施したり、メディアライブラリ全体を単一のリポジトリに統合したりすることなく、自社のストレージやクラウド環境全体でコンテンツのインデックス作成、検索、管理、操作を実行。企業がアセットの保存場所に対するコントロールを維持しながら、メディアに対する共通の理解を構築します。

これは、メディアおよび関連する制作情報を、孤立したファイルとしてではなく、相互に接続されたデータとして扱うというContent Coreの当初のコンセプトをさらに発展させるものです。結果として、意図、アサインメント、バージョン、承認状況、履歴、配信ステータスなどを含む、より豊かなコンテキスト・レイヤーが形成されます。この情報は、メディアの検索だけでなく、自動化、意思決定、そして将来的なAI主導のプロセスを最適化するための判断材料として機能します。

Avid Assistによる制作のオーケストレーション

Avidはまた、エージェンティックなメディア制作に向けた、ガバナンスを備えた新たなオーケストレーション・レイヤー「Avid Assist」を発表します。Assistは、エンタープライズレベルの制御、権限、および承認されたAI環境内で動作しながら、実際の制作ステップを自動化するエージェントを構築・展開するためのフレームワークを提供。制作タスクを分断されたAIツールに送信するのではなく、Avidのワークフローやシステムのコンテキスト内で自動化を機能させるよう設計されています。

このプラットフォームはLLM(大規模言語モデル)に依存しない設計であり、自動化プロセスがコンテンツや制作情報にアクセスする方法に対するガバナンスを維持しつつ、顧客が自組織に適したテクノロジーを自由に選択できます。IBCではAssistを活用した初期のエクスペリエンスをデモンストレーションし、将来的にはニュースおよびポストプロダクション全体へ向けたさらなるアプリケーションの展開を計画しています。

顧客のクラウド環境へ広がるAvid Content Core

Avidは、Amazon Web Services (AWS)、Google Cloud、Microsoftとの協業を深めることでクラウド戦略を拡大。制作チームが使用するクリエイティブツールへの選択の自由を維持したまま、エンドツーエンドのクラウド制作環境を企業に提供します。Media Composerの新しいブラウザベースの編集機能を通じて、Content Coreで管理された同一のメディアへのアクセスを実現。検索や選択から、編集、高解像度のコンフォーム、ソーシャルメディアへのパブリッシュに至るまで、ワークフローをシームレスに拡張します。

Avid Content Core Site Engineは、顧客自身のAWS、Google Cloud、またはMicrosoft Azure環境内にデプロイされ、コンテンツが組織の既存のセキュリティ、ガバナンス、およびデータ・レジデンシー管理下に確実に留まるようにします。これらの開発はContent Coreの初期の提供内容を拡張し、ユーザーがコンテンツを「見つける」段階を超え、コンテンツがどのように使用され、制作にいくらコストがかかり、どのような価値を生み出すかを「理解する」ことを後押しします。クリエイティブ、運用、そしてビジネスチームが、より情報に基づいた意思決定を行うための共有基盤を確立します。プラットフォーム固有の機能は以下の通りです。

  • AWS上に構築されたAvid Content Core:メディアサプライチェーン全体にわたり、メディアインテリジェンス、メタデータ、ワークフロー自動化のためのスケーラブルかつ統合された基盤を提供。Amazon S3およびAmazon Bedrockに保存されたメディアへの新たなサポートにより、コンテンツディスカバリーの加速、プロセスの自動化、そしてコンテンツからのさらなる価値の創出を強力に支援。
  • GoogleのGeminiモデルを活用したContent Core:Gemini Enterpriseのモデルを組み込み、高度な動画理解とコンテキスト対応の検索を実現。メディアファイルを顧客のクラウドテナント内に保持したまま、高度な動画理解および検索機能の活用を担保します。さらに、BigQueryがAvidのインテリジェントな制作分析とオペレーショナル・インテリジェンスを駆動します。
  • Microsoft AzureにおけるContent Core:顧客独自のAzure環境内でのContent Core展開をサポート。Azure BlobおよびAvid NEXIS Cloudから直接メディアのインデックス作成とストリーミングを実行。

Avid Content Coreは、本日より販売を開始しています。

IBC2026が示すMedia Composerの進化

「Ready to Edit」パネルの展示において、Avidは個別のAI機能を単に追加するにとどまらないMedia Composerの進化を提示。Media ComposerとAvid Content Coreの深い統合とともに、よりインテリジェントでネットワーク化された制作ワークフローをいかにして実現するかを実証します。ブース来場者は、Media Composer内のContent Coreパネルを通じ、エディターが使い慣れた編集環境から離れることなく、広範なメディア資産全体にアクセス、検索、活用するプロセスを体感。Media ComposerからAvid Content Coreのアセットを直接公開する機能もサポートしています。

IBC2026では、Avid Content Core内のWebベースの編集機能を皮切りに、Avidが描く「ブラウザベースのMedia Composerワークフロー」のビジョンもプレビューとして公開。デスクトップ版のMedia Composerを「置き換える」のではなく、プロフェッショナルな編集ワークフローを「拡張」するよう設計されたこのアプローチは、より本格的な編集作業へ移行する前に、ブラウザ上でコンテンツのレビュー、準備、作業を行うための多大な柔軟性を制作チームに提供します。


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